集団生活

1.規則正しい生活が必要

自衛隊は集団で任務を遂行します。これは何も実際の戦闘や訓練だけではありません。日々の生活においても集団で活動しています。消灯時間には消灯しなければなりませんし、就寝しないといけません。確かに教育隊での消灯時間は22時前後と非常に早くなっていますが、これは日々の訓練の疲れをとるためでもあります。よって、自分一人が疲れていないからといって就寝せずに携帯電話などをいじっていると同部屋の人に迷惑をかけてしまいます。入隊を考えている人は少なくとも、着隊2週間ぐらい前から22時消灯・就寝の練習をしてみてはいかがでしょうか!?他にも成人している方にとって、夜中の晩酌は欠かせないって方もいるでしょう。駐屯地内や基地内にもお酒を飲める場所(基地クラブ等)はありますが、入隊してすぐには利用できません。したがって、数週間から1か月程度は飲酒を我慢しなければなりません。入隊直後は、忙しくて飲酒のことも忘れるとは思いますが入隊前から断酒するのも悪くないと思います。一人前の自衛官になってからは身体や規律を壊さない程度にガンガン飲んでもらっても構いません!!

2.洗濯やアイロンは全て自分で行う

すでに一人暮らしをされている方には言う必要はないと思いますが、家族等と一緒に暮らしてこれらのことを任せている人は要注意です。一緒にいる今の内に基本的なことやテクニックなどを教えてもらいましょう。それなりの知識を付けていれば入隊した後に同期に頼られたりするかもしれません。細かいことを言うと、洗濯するときの洗剤の量であったり、下着類を洗濯するときは痛まないようにネットを使用したりするなどなど。他にも無知だと靴が汚れているからといって洗濯機で洗濯するような人もいるみたいですが、靴底のクッション部分の接着剤が融解して使えなくなる可能性が高まります。

3.我を強く持つのではなく、協調性を持ちましょう

自衛隊に入隊もしくは入校したならば、しばらくの間は自衛隊の基地内にある宿舎に泊まることになります。特に教育隊においては1つの部屋に数名から十数名が寝泊まりすることもあります。

 

入隊するまでは各家庭や一人暮らしで多少のわがままは許されてきたと思いますが、生まれも育ちも異なる同期にはそのわがままは通用しないと思います。そんな時に自分の我を無理に通そうとすると同期の和が乱れてしまいます。自衛隊の究極の存在意義は国家防衛なのに仲間内で喧嘩していては話にもなりません。お互いに譲り合いの精神を持って、困った同期がいれば助けてあげるといった協調性を持って生活しないと、四六時中一緒にいることなんて出来ませんよ。何でもかんでも我慢しろとは言いませんが、ある程度は心にゆとりを持ち、仲間意識をもって暖かく見守っていきましょう。