出産、育児、セクハラなどが心配

1.男女共同参画

自衛隊といえば「男社会」というイメージはあると思います。事実、それは間違いないと思います。人数比率で言えば、女性の採用を増やしているもののまだまだ男性隊員の方が圧倒的に多いです。ただ、それがイコール女性が働きづらいというものではありません。近年では女性パイロットや女性の司令等、要職に配置される女性自衛官た増えてきております。つまり、頑張れば頑張っただけキャリアアップの道はありますし、男女間での給料の差がないのは何よりの魅力だと思います。自衛官は入隊した時から号俸というもので管理されており、定期昇任や定期昇給などで一律管理されており、そこに男女の差はありません。昇任が早かったり、勤務評価が高く特別昇給したり、幹部試験に合格したり等、一定の基準のもとに支給されるので男女ともに納得いくと思います。他にも育児休暇等の出産育児に伴う休暇も充実しており、女性はもちろん、男性隊員も家族一丸となって幸せな家庭を気づくことが可能です。パンフレットがあるのでこれから入隊を検討されている方も、すでに入隊されている方も一度はご覧ください。

 

 

さらに現場の声を集めたパンフレットもありますのでご覧ください。今回は空自限定のものとなっておりますが、基本的に陸海空で共通の支援体制が整っております。こちらの方が規則的なものよりもより参考になると思います。

 

2.パワハラやセクハラについて

犯罪行為やパワハラやセクハラ等を含めて、防衛省や自衛隊において、「犯罪や各種ハラスメント発生率はゼロ」とは言えません。これは政治家や高級官僚、プロスポーツ選手等でも犯罪を犯すときは犯しており、いかに倫理観が高い自衛隊とはいえ色んな人間がいるので根絶を目指してはいるものの報道等でもあるようにゼロにはなっておりません。ただ、自衛隊という組織が他のどの職や組織とも違うのは武器(銃)を扱うことです。これはつまり人を殺す能力のあるものを取り扱うことであり、操作方法を間違えれば自分自身はもちろん、仲間の命も危険に晒すことになります。こういった特殊なケースにおいては非常に強烈な指導があるかもしれません。こういう場合の指導は限度は絶対にありますが、時として必要な指導として行っていると思います。その際、受けた側の捉え方によりハラスメントと感じる場合もあるかもしれませんが、こういったケースの場合はのちのち本人も納得するケースだと思います。

 

一方で、に関わる事態以外での犯罪行為や各種ハラスメントは厳罰されるべきあると思います。実際に被害を受けた場合は泣き寝入りすることなく上司に訴えていきましょう。過去の事例ではその上司ですら敵となり組織全体でもみ消そうとした事例もありましたが、泣き寝入りすることなくその事実をどんどん上に訴えていくことで当事者を含め、隠ぺいしようとした上司も処分された事例がいくつもあります。男性でもパワハラは怖いですし、女性の方ならパワハラに加えてセクハラやマタハラ等も怖いと思います。ただ、それらのハラスメント行為は指導とは一線を画しており、許されるべき行為ではありません。かつての防衛大臣もハラスメント行為は絶対に許さないと強い言葉で言っております。

 

配属される部隊や上司、先輩がたまたまこういったハラスメント気質がある場合は、まずは明確に嫌であり、やめてほしいとことを示しましょう。内向的な人でもここは頑張って嫌だという意思表示をしてください。その上で、継続的にハラスメント行為が続くのであれば上司やさらに内局等に通報しましょう。理不尽な指導には屈することなく、毅然とした態度を取れば然るべき対処、処置をしてくれるので報道にあるように怖がる必要はありません。淡々と処分されていきますし、職場も改善されております。自分の所属する駐屯地や基地のみで解決できないと思えば、パワハラホットライン等を活用すれば早期に解決できると思います。

 

既に入隊されている方はもちろん、これから入隊される方も確かに自衛官の不祥事の報道はありますが、組織としてはそれらを一切許しておらず、根絶や対処に向けた教育や機関があります。不安は不安かもしれませんが、必要以上に不安にならずに未来へ向かって一歩進みましょう。
99.9%以上の隊員は良識ある隊員であり、国家のために奉仕しております。